作家 中島敦(1909-1942年)の中編「光と風と夢」(原題は「ツシタラの死」)をテーマに哲学カフェ(読書会)を開催します。
中島敦作品での開催は、これで当会では5回目となります。
さて、本作は、『宝島』や『ジキル博士とハイド氏』で知られる英国の作家ロバート・ルイス・スティーヴンソン(1850-1894年)が、晩年、療養のために過ごした南太平洋サモアでの日々を綴った日記の体裁で書かれています。
スティーヴンソンの目から見たサモアの人々の暮らし、西洋列強の横暴、自然の偉大さ…。
文明と未開とは、本当に優劣があるものなのか?
幸い、「青空文庫」で、無料で読むことが出来ます。文庫版で140ページほどの分量ですので、是非ご一読の上、ご参加をご検討ください。
なお、この作品は、第15回芥川賞(1942年)の候補作となりましたが、落選。しかし、川端康成は「芥川賞に値しないとは信じられない」と評したそうです。
開催日時
2025年10月12日(日)13:10~14:50
(13:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第3集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 10名程度(最少催行人数4名)
- 17才から60才までの方
課題作品
中島敦「光と風と夢」
※必ず読了の上、ご参加ください。