私には第一に彼が解しがたい男のように見えました。どうしてあんな事を突然私に打ち明けたのか、またどうして打ち明けなければいられないほどに、彼の恋が募って来たのか、そうして平生の彼はどこに吹き飛ばされてしまったのか、すべて私には解しにくい問題でした。
(本編より)
今回の哲学カフェは、《文学篇》として、近代日本文学を代表する作家 夏目漱石(1867-1916年)の代表作『こころ』をテーマに読書会を開催します。
【あらすじ】
海水浴場で大学生の「私」は一人の男性に出会う。心惹かれた「私」はその人を「先生」と呼び、彼の家に出入りする。「先生」は毎月の墓参に加え、謎めいた言葉、明かさない過去など、何かを抱えた様子であり、いずれ全てを話すと「私」に約束する。そんな折、大学を卒業し一度郷里に戻った「私」に、「先生」からの長い手紙が届き・・・。
高校国語の定番中の定番、夏目漱石の『こころ』
教科書では「下 先生と遺書」の抜粋された部分であることも多く、今回はストーリー全体を対象にして、個人とは、利己とは、倫理とは・・・。近代知識人の懊悩を現代に置き換えて皆さんと語り合えたら幸いです。
※この会のファシリテーターは、Mさん(日本文学専攻)が担当します。
(参加人数が多かった場合、別のファシリテーターのテーブルも用意する場合があります)
開催日時
2026年2月8日(日)15:10~16:45
(15:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第1集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 10名程度(最少催行人数4名)
- 17才から60才までの方
課題作品
夏目漱石『こころ』
「青空文庫」にて無料で読めます
※必ず読了の上、ご参加ください。