「紀昌は慄然とした。今にして始めて芸道の深淵を覗き得た心地であった」
(『名人伝』より)
作家・中島敦(1909-1942年)の短編「名人伝」をテーマに、哲学カフェを開催します。
中島敦は、過去、「山月記」「文字禍」を開催、いずれも好評でしたので、今回の開催となりました。
あらすじ
趙の都・邯鄲に住む紀昌は、天下第一の弓の名人を志す。
そこで、天下の名人として名高い、飛衛の門を叩いた。
そこで師・飛影は、紀昌に難題を与えるのだが…
これぞ中島敦の短編の醍醐味。
飛影が課す難題の奇想天外。
真の名人の実力とは?
そして、最後に訪れる結末の解釈は?
幸い、「青空文庫」で、無料で読むことが出来ます。10分程度で読める分量ですので、是非ご一読の上、ご参加をご検討ください。
開催日時
2025年6月15日(日)15:10~16:45
(15:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 12名程度(最少催行人数5名)
- 17才から60才までの方
課題作品
中島敦『名人伝』
※必ず読了の上、ご参加ください。