【空席あり】《文学篇》5/30(土)芥川龍之介『羅生門』~環境と身体、極限下の倫理

カラス

「わしは、この女のした事が悪いとは思うていぬ。せねば、餓死をするのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、餓死をするじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこの女は、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ。」

(本編より)

今回の哲学カフェは《文学編》として、大正期を代表する芥川龍之介(1892~1927)の代表作『羅生門』をテーマに読書会を開催します。

【あらすじ】

主人の元を解雇され、行く当てを失った下人が、荒廃した羅生門で雨宿りをしていた。「餓死か盗人か」という究極の選択に悶々と悩む中、楼閣の上で死人の髪を抜く不気味な老婆に遭遇する。激しい嫌悪感を抱き老婆を問い詰める下人に対し、老婆は「生きるためには仕方のない悪もある」という独自の論理を語り始める。

大正期を代表する文豪・芥川龍之介。

特に短編に優れ、その才能は漱石も認めるところ。僅か10年ほどの間に多くの名作を残しています。

中でも『羅生門』は高校教科書の定番でもあり読んだ方も多いかと思います。学習教材としてのイメージが強いですが、現在でも文学研究の対象として、新視点が表れている作品でもあります。

哲学カフェ《文学編》で、「教材」を越えた読みを通して、新しい視点を共有できれば幸いです。

※この会のファシリテーターは、M(日本文学専攻)が担当します。

開催日時

2026年5月30日(土)15:10~16:45

(15:00開場)

開催場所

中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)

・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。

参加費

1200円

募集人数・参加要件

  • 10名程度(最少催行人数4名)
  • 17才から60才までの方

課題作品

芥川龍之介『羅生門』

「青空文庫」で無料で読めます!

→青空文庫『羅生門』(外部リンク)

※必ず読了の上、ご参加ください。

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