【残席5】1/12(日)ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』~多様性、異文化、教育、貧困、そしてエンパシー【初心者大歓迎】

生徒たち

そして断言しておくが、これは腫れ物に触るようなポリティカル・コレクトネス(PC)で回避しておけば解決できる問題ではない。

問題の根元にあるのは、リアルな貧しさだからである。

本書より(新潮社、2019年、44頁)

今回は、英国在住の保育士・コラムニストのブレイディみかこ(1965年~)のノン・フィクション、エッセイである『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』を読んで、みなさんと、様々な論点をお話します。

英国に住む彼女と、息子(父親は英国人)との日々を、綴っています。

地元の中学校に進学した息子と、彼女ら家族、そして、クラスメートとの間の日常に垣間見える、人種、格差、言語、教育、移民などの問題を、軽妙なタッチで描いています。

本屋大賞ノンフィクション部門など、数々の賞も受賞している傑作エッセイです。

ちなみに、ブレイディみかこは、英国の貧困地域の保育所での体験をつづった『子どもたちの階級闘争』(2017年)が、新潮ドキュメント大賞を受賞。当哲学カフェでも一昨年、同書をテーマにして開催しましたが、大変反響が大きかったので、2冊目として、この本をテーマにした次第です。

開催日時

2025年1月12日(日) 13:10~14:50

(13:00開場)

開催場所

中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)

・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。

※参加者の方には、申込み後、確認メールをお送りします。

参加費

1200円

募集人数・参加要件

  • 15名程度(最少催行人数5名)
  • 17才から60才までの方

課題作品

ブレイディみかこ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』

(ソフトカバー版、文庫版、いずれでも大丈夫です)

※当日に読む時間は設けていませんので、事前に必ず通読の上、ご参加ください。

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