【空席あり】《文学篇》4/25(土)三島由紀夫『金閣寺』~認識と行為/「美への憧憬」か「絶対的破壊」か

金閣寺

世界を変貌させるのは認識だと。いいか、認識だよ。……他のものは何一つ世界を変えないんだ。……認識は、いわば人間の生存の堪えがたさがそのまま武器になったものだといえる。もっとも武器といっても、それによって何かが解決されるわけじゃない。……しかし、その堪えがたさをそのまま武器にしているうちに、いつかその武器が、堪えがたさの本質そのものを、世界の本質そのものを、じわじわと毒してゆくんだな。

三島由紀夫『金閣寺』新潮社、2003年、172頁。

昭和の文豪・三島由紀夫。

「第二次戦後派」と括られながらも

彼の持つ強烈なカリスマ性ゆえ、その枠組みを超越し、作品研究にとどまらず、彼の思想や身体性にまで対象となり、今なお日本人の心を掴んでやまない稀有な作家です。

【あらすじ】

吃音の劣等感を抱く修行僧・溝口は、父が説いた「金閣」という絶対的美の幻影に執着する。友人の柏木は、欠陥を武器に世界を「認識」で組み伏せることを説き、溝口を現実の生から疎外していく。美の呪縛が肉体を拒絶し、金閣が不変の怪物として立ちはだかる時、溝口は自らの生を奪還するため戦慄の決断を下す。

今回のテーマである『金閣寺』は彼の代表作であり、金字塔です。

金閣寺という対象を通して、三島文学、美意識を見つめながら、皆さんとご意見を交わしていければと思います。

※この会のファシリテーターは、M(日本文学専攻)が担当します。

開催日時

2026年4月25日(土)15:10~16:45

(15:00開場)

開催場所

中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)

・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。

参加費

1200円

募集人数・参加要件

  • 10名程度(最少催行人数4名)
  • 17才から60才までの方

課題作品

三島由紀夫『金閣寺』(出版社は問いません)

※必ず読了の上、ご参加ください。

金閣寺
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