【延期】劉慈欣『三体』~現代SFの最前線~【哲学×SF】

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中華系SFが世界的に活況を呈しています。

今回の哲学カフェは、中国のSF作家の劉慈欣(りゅう・じきん/リウ・ツーシン)のSF長編小説『三体』をテーマにした哲学カフェ(哲学読書会)を開催致します。

あらすじ

1967年、中国。

文化大革命の嵐吹き荒れる中、その渦中に巻き込まれた若き女性天体物理学者 葉文潔(よう・ぶんけつ)は、運命の巡り合わせか、国家最高機密プロジェクトへの参加に抜擢される。

最高度の警備に置かれる「紅岸基地」。

そこで彼女が見たものは・・・。

40数年後(現在)。

ナノテク素材の研究者 汪淼(おう・びょう)は、中国政府や各国が連帯して、「何か」の脅威の存在を知り、「戦争」状態にあることを知る。

一体、彼らは、「何」と戦っているのか?

そして、自らの身にも、科学的にあり得ない現象が降りかかる・・・。

それから半世紀を経て、歴史学者たちの意見が一致しているのは、一九六九年に起きたこの事件が、それ以降の人類の歴史のターニングポイントだったということである。


(本編36頁より)

中国で爆発的なベストセラーになり、アジア圏及び翻訳小説で初のヒューゴー賞を受賞した中華SFの牽引役。

2019年に日本でも三部作の第一作が発売され大ヒットとなりました。

今回はこの王道ともいえる『三体』について、皆さんと議論したいと思います。

作中で語られる科学観や思想、ファーストコンタクトや、中国でのSF文学の興隆の意味など議論は多岐に渡るかもしれません。

今年には、続編の『第二部 黒暗森林』が発売予定です(夏頃)。

是非、この機会に読んでみては如何でしょうか?

開催日時

未定

※2020年4月4日、22日に予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言布告で中止になりました。

(開場は開始時間の15分前です)

土曜日と水曜日の2回開催します。

同じテーマとなります。

開催場所

東京・池袋「がんばれ!子供村

コミュニティスペース(2階)

参加費

1,000円

課題図書

劉慈欣『三体』早川書房 (電子書籍もあります)

※中国語および英語等の海外版ですと、既に続編刊行済みですが、今回は上記の日本語版の範囲までのトークに限らせていただきます。

もし、海外版でそれ以上読まれている方はご参加の際、ネタバレなされないように十分注意してください。

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