あらゆる時代の歴史は経験として証明している。
死刑は社会を侵害するつもりでいる悪人どもをその侵害からいささかも妨げない。
チェザーレ・ベッカリーノ『犯罪と刑罰』
日本国内で、過熱的な争点となり易い論点に「死刑制度」があります。
国内世論としては死刑賛成が多いものの、国際的には死刑廃止が増えています。
しかしながら、死刑廃止国でも議論がないわけではありません。
果たして、「死刑」とは何か?
その賛否を主張する前に「死刑」を道徳(倫理)的、政治哲学的に考えるべきではないか?
多くの死刑賛否論は既に一定の型に嵌って、膠着状態の感があります。
また、冷静な論理的議論も避けられているように感じます。
今回は、「死刑」を哲学的に考える為、萱野稔人の『死刑 その哲学的考察』を皆さんに読んできてもらい、その論理的帰結・議論の展開を一緒に考察していきたいと思います。
※特定の政治的イデオロギー、死刑に関する社会運動等の意見を表明する場ではありません。あくまで哲学的に考察、対話を重ねる場です。
開催日時
2020年2月15日(土)14:00~16:00
2020年3月18日(水)19:00~20:50
(開場は開始時間の15分前です)
土曜日と水曜日の2回開催します。
同じテーマとなりますので、ご都合のよい会にご参加ください。
両方ご参加も歓迎します。
開催場所
東京・池袋「がんばれ!子供村」
コミュニティスペース(2階)
参加費
1,000円
課題図書
萱野稔人『死刑 その哲学的考察』ちくま新書
※116~280ページまでお読みになってご参加ください。
《第3章 道徳の根源へ 1.「人を殺してはいけない」という道徳をめぐって
~第4章 政治哲学的に考える 3.それでも執行される死刑 まで 》
余裕のある方は、全ページお読み下さい。
※本イベントは終了しております。2月15日の開催レポートはこちら。
3月18日の開催レポートはこちら。