「人間が希望を持てる場所は地上にはない。ここだけが最後に遺された、人間が希望を持てる場所なんです。」
本編より
ソビエト連邦を、そして20世紀を代表する映画監督、「映像の詩人」ことアンドレイ・タルコフスキー(1932-1986年)の作品をテーマにした哲学カフェです。
タルコフスキーは、本作以外にも「惑星ソラリス」や「サクリファイス」など、映画史に残る作品を遺しています。
今回は、タルコフスキーが1979年に撮影したSF映画「ストーカー」をテーマに皆さんと対話したいと思います。
原作は、こちらもソ連を代表するSF作家ストルガツキー兄弟の『路端のピクニック』です。
あらすじ
ある地域に「何か」が起こり、住民が消え失せ、軍隊が派遣されるが、誰も帰ってこない。政府はその地域(ゾーン)を厳重に封鎖した。
しかし、そのゾーンに、非常線を掻い潜り足を踏み入れる「ストーカー(案内人/密猟者)」という人々がいた。
そんなストーカーのひとりに、ある日、二人の男がゾーンの道案内を頼むのだった・・・。
何と言いますか。一筋縄ではいかない作品を作り出す監督だと思います。
皆さんはご覧になって何を見て、何を感じ、どう読み解きましたか?
宗教性でしょうか?ロシア的な「何か」でしょうか?それとも?
開催日時
未定
2020年4月4日(土)14:00~16:00 を予定しておりましたが、コロナウイルス感染拡大で延期します。
(開場は開始時間の15分前です)
開催場所
東京・池袋「がんばれ!子供村」
コミュニティスペース(2階)
参加費
1,000円
課題作品
「ストーカー」(1979年、ソ連、アンドレイ・タルコフスキー監督、163分)
※現在、YouTubeの「モスフィルム」(ロシア最大の映画スタジオ)の公式チャンネルに、無料で全編公開されているようです(日本語字幕付き)。
「ゾーンが通すのは希望を失った人かも」
「経験主義は忘れるんです。奇跡には通用しません。聖ペテロも溺れかけた。」
「この病窟が悪漢どもに解放されている限り、安眠できない。
「ここで叶えられるのは、無意識の望みなんだ。」
本編より