あの高邁な民主主義的理想が生み出した万人平等化の権利は、目標や理想の座をおり、単なる欲求と無意識的な前提に変わりはててしまったのである。
オルテガ『大衆の反逆』筑摩書房、2000年、29頁。
11月5日はアメリカ大統領選挙の投開票日です。
ドナルド・トランプは再び大統領に返り咲くのでしょうか?
一連のトランプ現象については、「アメリカの分断」と共に、「反知性主義」というワードも頻繁に登場しています。
一方、日本でも、先の都知事選挙の政見放送や選挙ポスターなどを巡って、信じられないような行動を目にしていますし、SNSでも日々、耳を疑うような言説が溢れています。
今、民主主義の危機が叫ばれています。
今回の哲学カフェでは、現代大衆社会の「反知性主義」や「民主主義の危機」を考えるにあたって、20世紀のスペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの主著『大衆の反逆』から考えてみることにします。
開催日時
2024年11月10日(日) 13:10~14:45
(13:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
※参加者の方には、申込み後、メールで詳細をお知らせします。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
終了しました
課題作品
オルテガ『大衆の反逆』
どちらの出版社の版でも大丈夫です。事前にお読みになってからご参加ください。