2025年8月は、戦後80年に当たります。そこで、8月は〈戦争と平和を考える哲学カフェ〉として、関連テーマを集中的に開催します。
この回では、片渕須直監督による2016年のアニメーション映画「この世界の片隅に」をテーマにして哲学カフェを開催します。
太平洋戦争下の呉で、広島から嫁ぎ、健気に、明るく生きるひとりの女性の姿を、能年玲奈(のん)が好演し、ミニシアター系映画としては異例の大ヒットとなり、海外でも高く評価されました。
1943年、広島に住む浦野すずは、呉にある北条家に嫁ぐ。
夫婦の関係、小姑との関係、様々なことはあっても、持ち前の明るさで、戦時下の「日常」を精一杯暮らしていく、すず。
やがて戦局は悪化し、呉も空襲を受けるようになる。
そして、運命の8月6日が迫っていた…。
戦時下にも人々は生活し、それぞれの日常を生きなければなりません。
国家という巨大な戦争機械に押しつぶされそうになりながらも…。
今も、ウクライナや中東で、戦火に晒される人々がいます。
この作品から、何を感じ、何を考えたでしょうか?
皆さんとお話していきます。
開催日時
2025年8月10日(日)15:10~16:45
(15:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第3集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
10名程度(最少催行人数4名)
17才から60才までの方
課題作品
アニメーション映画「この世界の片隅に」(2016年)
※同作品に40分もの新カットを加えた「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」(2019年)も公開されています。可能ならば、こちらを鑑賞されることを強く推奨いたします。
※必ず事前に鑑賞の上、ご参加ください(当日の上映はありません)。