- 2023年9月28日
- 2024年5月26日
【終了】5/25(土)池田晶子『14歳からの哲学』を読む⑦~善悪、宗教、存在の謎【初心者大歓迎】
専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。これぞ哲学対話。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大か […]
専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。これぞ哲学対話。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大か […]
「ヒューマニティーが資本に劣ると決めたのは、人間自身なのだと思った」 『子どもたちの階級闘争』みすず書房、2019年、51頁。 第16回新潮ドキュメント賞(2017年)を受賞した、在英のブレイディみかこ氏のノンフィクション『子どもたちの階級闘争~ブロ […]
2023年8月末、池袋にて、読書会形式の哲学カフェを開催いたしました。 課題図書は、日本を代表する政治学者、丸山真男の代表的論文「超国家主義の論理と心理」(1946年)です。 「新しい戦前」などとも言われる昨今ですが、こういう時代に、「前回の戦前」を […]
メロス委員「諸君にとって支配するのが利益になるのと同じように、吾々にとっては奴隷になるのが利益になる、そんなことがいったいどうして起こりえようか」。 アテナイ使節「諸君は最悪の運命に陥る前に、服従できることになるし、吾々は諸君を滅亡させずに、富を増や […]
コロナ禍で3年に渡って休会していましたが、今回再開の運びとなりました。 再開第一弾は、日本を代表する政治学者の丸山(まるやま)真男(まさお)(1914-1996年)の論文「超国家主義の論理と心理」で哲学カフェ(読書会)を開催いたします。 実は、この論 […]
「怪物と戦う者は、己が怪物にならぬように気をつけるがいい。汝が、深淵を覗きこんでいる時、深淵もまた、汝を見つめ返している。」 フリードリヒ・ニーチェ 思うと、最近、めっきり、テレビを見なくなりました。 気が付くと、見ているのは、NHKばかり・・・。 […]
一時大きな盛り上がりを見せた哲学カフェ・哲学対話も、コロナ禍の打撃を受けて、だいぶ下火になってきたようですね。 さて、同じく、コロナ禍で大きな打撃を受けたもののひとつとして観光業が挙げられます。 この一見全く関係なさそうな「哲学」と「観光」は、実は大 […]
先日、NHKのETV特集「7人の小さき探求者~変わりゆく世界の真ん中で」を観ました。 哲学対話や哲学カフェに関わる人たちの間で話題だったようです。 仄聞するところ、各方面から絶賛されているようですが、このドキュメンタリーを観て私が抱いた印象は、強い「 […]
一応、「哲学カフェ」の看板を掲げて、会を主宰しているのですが、先般、学問の自由と政治権力による介入の問題(2020年10月:日本学術会議の会員推薦を、首相が任命拒否した問題)で、政権を批判したところ、「哲学カフェが、政治色の明らかな発言をするのは残念 […]
よくある光景 哲学カフェなどで、議論の流れを眺めていて、いつも思うのは、 「なるほど、こんな持って行き方があるんだなぁ」「そんな視点があるのか」という感心や発見です。 でも同時に、 「これ、あの本にあったな。」「あの論争で出ていて、ある程度決着ついて […]