「戦争が平和を生むように、平和もまた戦争を生む。単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる。そう思ったことはないか?」
(本編より)
1993年公開の劇場版長編アニメーション。
日本アニメーション史上最高傑作にして最大の問題作といわれる押井守監督の代表作です。
なし崩し的なPKOとその破綻、突然の大規模テロと混乱、警察と自衛隊の対立、政府の不作為と無能、そして日米安保という、戦後日本の宿痾を、「自衛隊のクーデター」というタブーで描いた鬼才押井守によるポリティカル・フィクションです。
【あらすじ】
東南アジア某国。
陸上自衛隊PKO派遣部隊は、突然の現地反政府軍の攻撃に対し、一発の応戦も許されぬまま全滅。生存者1名。
それから3年後。
何者かの策謀による横浜ベイブリッジ爆撃事件発生。
それを機に続発する不穏な事件は、国情を騒然とさせ、自衛隊と警察の対立を招き、遂には、首都への自衛隊の治安出動にまで発展する。
事実上の戒厳下の東京
降りしきる雪、折しも2月26日。
米軍の介入の時が迫る中、戦端の開かれた東京で、事態を収束するため、特車二課第2小隊、最後の出撃が始まる!
公開から既に、30年を経過した作品ですが、国内外の情勢が緊迫している近年では、また違った視点の議論が展開されるのではないでしょうか。
今回は、この作品を通して、「戦後」や「政治」「国家」といった問題を中心に対話したいと考えています。他にも、押井守論やアニメーション論・映画論、映像論、軍事問題なども対象になるかもしれません。
開催日時
2026年2月22日(日)15:10~16:45
(15:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 10名程度(最少催行人数4名)
- 17才から60才までの方
課題作品
映画「機動警察パトレイバー 2 the Movie」(押井守監督、1993年)
※必ず事前に鑑賞の上、ご参加ください(当日の上映はありません)
