この人たちは、実際には敗者なのです。(中略)億万長者たちは、経済ゲームの勝者というよりも、むしろ制約のある経済ゲームの犠牲者です。何よりも彼らは、「勝利」とは、自分たちが金儲けをすることによる害悪から自らを隔離するのに十分な資金を稼ぐことである、という考え方に支配されています。それは、まるで自分の排ガスから逃れるために高速で走る自動車みたいなものです。
『デジタル生存戦略』ボイジャー、2024年、27頁。
現代の国際社会における「テック富豪」たちの動向は無視できないものがあります。
例えば、イーロン・マスクが、第二次トランプ政権とタッグを組んで設立したDOGE(政府効率化省)によるアメリカ連邦政府の「解体」には、世界中が驚き困惑しました。
彼ら「テック富豪」という21世紀の経済支配者たちを突き動かす、動機・思想とは一体何なのか?
彼らは、人類をどこへ連れて行こうとしているのか?
これらの疑問を、米国のメディア理論家ダグラス・ラシュコフ(1961年~)は主著『デジタル生存競争~誰が生き残るのか』で鮮やかに解き明かしています。
「事件」、防空壕戦略、マインドセット、究極の出口戦略、デジタルの子宮、デジタル還元主義、テクノポリ…
この世界観の変化を知らなければ、今世紀は生き残れないかもしれない。
開催日時
2026年1月10日(土)15:10~16:45
(15:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 10名程度(最少催行人数4名)
- 17才から60才までの方
課題作品
ダグラス・ラシュコフ『デジタル生存競争~誰が生き残るのか』(ボイジャー)
※必ず読了の上、ご参加ください。