- 2025年11月1日
- 2025年12月3日
【残席わずか】12/6(土)「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(攻殻S.A.C.)(神山健治監督)~「笑い男」は幾度も嗤う〈アニメ哲学カフェ〉
「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」 荒巻(第5話より) 士郎正宗原作の同名コミックを、神山健治監督により制作されたテレビアニメシリーズのファーストシーズン(全2 […]
「我々の間には、チームプレーなどという都合のよい言い訳は存在せん。有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ」 荒巻(第5話より) 士郎正宗原作の同名コミックを、神山健治監督により制作されたテレビアニメシリーズのファーストシーズン(全2 […]
2025年8月は、戦後80年に当たります。そこで、8月は〈戦争と平和を考える哲学カフェ〉として、関連テーマを集中的に開催します。 この回では、片渕須直監督による2016年のアニメーション映画「この世界の片隅に」をテーマにして哲学カフェを開催します。 […]
「もし亀を助けたのが、太郎ひとりではなく村人全員だったら?村人全員が竜宮城へ行ったとしたら、どうだったでしょうね?」 (本編より) 今回は、日本アニメーション史のマスターピース、押井守監督による劇場版アニメ「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」 […]
「単に戦争でないというだけの消極的で空疎な平和は、いずれ実体としての戦争によって埋め合わされる。そう思ったことはないか? その成果だけはしっかりと受け取っておきながらモニターの向こうに戦争を押し込め、ここが戦線の単なる後方に過ぎないことを忘れる。」 […]
私には、“東京”がどうあるべきかを性急に考えるよりは、“東京”とは何であったかを内側から自覚するほうがはるかに重要であろうと思われるのである。 磯田光一『思想としての東京』講談社、1992年、44頁。 20世紀末、夏。大規模再開発によって、その姿を大 […]
メロス委員「諸君にとって支配するのが利益になるのと同じように、吾々にとっては奴隷になるのが利益になる、そんなことがいったいどうして起こりえようか」。 アテナイ使節「諸君は最悪の運命に陥る前に、服従できることになるし、吾々は諸君を滅亡させずに、富を増や […]
*2020年2月26日に開催した哲学カフェのレポートです。 「始まっていますよ、とっくに・・・。 気付くのが遅過ぎた。 柘植がこの国へ帰って来る前、いや、その遥か以前から戦争は始まっていたんだ。」 (後藤警部補・本編より) 今回の哲学カフェは、押井監 […]
*2020年2月23日に開催した哲学カフェのレポートです。 「戦線から遠のくと楽観主義が現実に取って代る。 そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。 戦争に負けている時は特にそうだ。」 (本編より) 今回の哲学カフェは、押井監 […]
アニメーションやコミックを哲学的に扱おうとすると、必ずや比較的ご年配の方から批判や疑問の声を戴きます。 曰く「なぜ子供向けの幼稚なものを、哲学という場に持ち込むのか?」 これに関しては、二つの視点からお答えしようと思います。 世代間格差の宿命 まず第 […]
もはや日本アニメーション史を語る上で、これ無くしては語れない最高傑作にして最大の問題作。 なし崩し的なPKO、警察と自衛隊の対立、政府の不作為と無能、そして日米安保という、戦後日本の宿痾を、「自衛隊のクーデター」というタブーで描いた鬼才押井守によるポ […]