「諷刺は一種の鏡である。ただ人がその前に立って、自分の顔だけは見えない鏡である。」
― ジョナサン・スウィフト『書物戦争』序文
今回の哲学カフェは、ジョナサン・スウィフト(1667~1745年)の『ガリバー旅行記』(1726年)をテーマに開催します。
言わずと知れた、18世紀英文学を代表する風刺文学の傑作です。
「小人国」の冒険物語として広く知られる作品ですが、もともとは子どものための物語ではありません。
政治、戦争、科学、文明、そして人間という存在そのものを、奇想天外な旅行記の形を借りて、アイロニカルに描いた風刺文学です。
【あらすじ】
船医レミュエル・ガリバーが体験する驚異の物語!
航海の途中で遭難し、小人の国リリパットへ漂着し、その後、巨人の国、空飛ぶ島ラピュタなど、奇妙な国々を次々と訪れ、最後には、理性的な馬「フウイヌム」と、人間によく似た獣「ヤーフ」が暮らす国へたどり着く。
見る者の大きさや立場が変われば、私たちが立派だと思っていた政治や文明も、まったく違って見えてきます。
人間は、本当に理性的な存在なのでしょうか。
「文明人」と「野蛮人」を分けているものは何なのでしょうか。
政治的な争い、戦争、学問、科学、欲望、そして人間の自尊心。
刊行から300年。風刺と警世に満ちた奇妙な旅行記から、「人間とは何か」を皆さんで考えてみましょう。
開催日時
2026年12月19日(土)15:10~16:45
(15:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第3集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
・10名程度(最少催行人数4名)
・17才から60才までの方
課題作品
ジョナサン・スウィフト『ガリバー旅行記』
※各社から出版されている完訳版を推奨します。
※青空文庫では、原民喜による再話版を無料で読むことができます。
原典を大幅に圧縮した版ですが、四つの旅行と主要な風刺は収録されていますので、こちらを読了してのご参加も可能です。
※必ず読了の上、ご参加ください。