これは昔々ある国に起こったお伽噺ではない。
丸山真男「軍国支配者の精神形態」
先の大戦から79年目、今年も8月15日がやってまいります。
毎年、8月は、「戦争と平和」に関しての終戦企画としての哲学カフェを開催しています。
2024年8月は、この企画で2回開催予定です。
第1弾は、日本を代表する政治学者 丸山真男(1914-1996年、旧字体では「眞男」)の代表的な以下の論文2つを取り上げて、皆さんと、対話していきます。
- 「超国家主義の論理と心理」(1946年)
- 「軍国支配者の精神形態」(1949年)
あの戦争の背景となった思想、日本の特殊性、無責任の体系、そして天皇制とは何か?など、現代日本社会にも通じる隠された構造を、ナチス・ドイツと比較しつつ、明らかにしています。
果たして、現代の我々は、何が変わって、何が変わっていないのか?
論旨は明快で、根気さえあれば読み通すことの出来る論考になっています。
初めて丸山に触れる方も、是非、挑戦してみて下さい。
開催日時
2024年8月3日(土)16:10~17:50
(15:55開場)
開催場所
「新宿三丁目」駅周辺の喫茶店(貸会議室)
※参加者の方には、申込み後、メールで詳細をお知らせします。
参加費
1000円+ワンオーダー実費
募集人数
10名(最少催行人数4名)
募集締め切りました
課題作品
- 「超国家主義の論理と心理」
- 「軍国支配者の精神形態」
※上記の2つの論考を事前にお読みください(会当日に読む時間は設けません)。又、当日もご持参ください。
上記の2つの論考は、各出版社から、抱き合わせで出版されています。どちらの出版社でも構いません。以下に、収録されている単行本を以下に何点か挙げておきます。手に入りやすいものをどうぞ(図書館にも常備されています)。