【延期】【政治哲学×映画】 社会思想としての「シン・ゴジラ」~3.11、原発、そして来るべき国難

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「諦めず、最後まで、この国を見捨てずにやろう。」


矢口官房副長官 (本編より)

来年2021年には庵野秀明監督の「シン・ウルトラマン」が公開されますが、今回の哲学カフェは、2016年に社会現象となった特撮怪獣映画「シン・ゴジラ」をテーマにします。

本作は、そのリアルな政治描写、社会描写で話題になり、単なる怪獣映画ではない、社会派映画、ポリティカルフィクションと評価されました。

Prime Minister's Office

それ故、本作には、様々な暗喩が込められており、3.11や危機管理・安全保障、日米関係、核、原発問題などを読み取る事ができます。

今回は皆さんと、この「シン・ゴジラ」の作品性や派生する問題・思想を語り合いたいと思います。

「戦後、日本は常に彼の国の属国だ。」

「戦後は続くよ、どこまでも。だから諦めるんですか?」


本編より

開催日時

(未定)

2020年3月28日(土)に予定しておりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の防止により、開催を延期することとなりました。

日程が決まり次第、お知らせいたします。

開催場所

東京・池袋「がんばれ!子供村

コミュニティスペース(2階)

参加費

1,000円

課題作品

「シン・ゴジラ」(2016年、日本)

※当日は本作の上映はありません。必ず、シン・ゴジラを、御自身でご覧になった上でご参加下さい。

お時間がある方は、参考までに、下記の記事をご一読ください。

「総理。何物かが海底に居る可能性があります。」

「え、動くの?」

「え、蒲田に?」

「官邸より当庁に対し、シャドーエバキュエーションを考えた避難処置の指示を受理しました」

「それより、第76条の武力攻撃と解釈して、防衛出動の方が武器使用に対応し易いんじゃないのか?」

「今は超法規的な措置として、防衛出動を下すしか対応がありません。この国でそれが決められるのは総理だけです」

「大臣、先の戦争では旧日本軍の希望的観測、机上の空論、こうあってほしいという発想などにしがみついたために、国民に300万人以上の犠牲者が出ています。根拠のない楽観は禁物です」

「横須賀の米空母が緊急出港?」

「J-ALERTを発動。巨大不明生物上陸警報を一斉に伝達!」

「東部方面総監が、誘導弾の使用許可を求めています。」

「しかし総理、総理には東京を捨ててでも守らなければならない国民と国そのものがあります。ここは退避してください。」

「高い放射線量が予想されます、都民の皆さんは発生時から49時間は屋内待機するようにして下さい」

「まずは、君が落ち着け」

「佐世保からです。対馬沖付近に不穏な動きがあるそうです。」

「こんなことで、歴史に名を残したくは、なかったなぁ・・・。」

「避難とは、住民に生活を根こそぎ捨てさせることだ」

「ゴジラより怖いのは、私たち人間ね」

「例え、ここがニューヨークであっても、彼らは同じ決断をするそうだ。」


(本編より)

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