黄昏に女や子供の家の外に出ている者はよく神隠しにあうことは他の国々と同じ、(中略)
されば遠野郷の人は、今でも風の騒がしき日には、きょうはサムトの婆が帰って来そうな日なりという。柳田國男『遠野物語』(八段)
今回の哲学カフェは、スタジオジブリ制作による長編アニメーション映画「千と千尋の神隠し」(2001年公開)を題材にして開催します。
【あらすじ】
10歳の少女・千尋は、引越し中に迷い込んだ不思議なトンネルの先で、八百万の神々が傷や疲れを癒やしに訪れる異界の湯屋「油屋」に迷い込む。無断で神々の料理を食べ、豚に変えられてしまった両親を救うため、千尋は湯屋を支配する魔女・湯婆婆と労働契約を結び、名を奪われ「千」として働くことに。謎の少年ハクの「本当の名前」の呪いを解き、元の世界に戻るためカオナシと対峙するが…
「千と千尋の神隠し」(2001年公開)は、宮崎駿監督による冒険と成長の長編アニメの最高峰の一つです。興行収入も300億円超を記録し、当時社会現象ともなりました。
また、主人公である「千/千尋」や「ハク」のみならず、脇を固める「カオナシ」「湯婆婆/銭婆」「坊」「釜爺」「リン」といった個性的なキャラクターも、声優陣の豪華さも相まって、今も愛され続けるものとなっています。
そして、たくましく「生きる力」を取り戻していく少女のストーリーの裏に、カオナシの欲望の暴走、自らの「名」を取り戻すといった面が描かれ、ジブリ映画独特の深みを持たせています。
これまでも民俗学的な切り口で語られ、研究もされてきた「千と千尋の神隠し」を、多様な切り口で語り合ってみませんか?
※この会のファシリテーターは、M(日本文学専攻)が担当します。
開催日時
2026年9月22日(火)国民の休日 13:10~14:50
(13:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 10名程度(最少催行人数4名)
- 17才から60才までの方
課題作品
アニメーション映画「千と千尋の神隠し」(2001年)
※必ず事前に鑑賞の上、ご参加ください(当日の上映はありません)。