- 2025年10月3日
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【空席あり】11/22(土)夢野久作『ドグラ・マグラ』~日本三大奇書の一冊、悪夢のようなアンチ・ミステリーの世界〈読書の秋の哲学カフェ〉
胎児よ 胎児よ なぜ躍る 母親の心がわかって おそろしいのか 『ドグラ・マグラ』冒頭より(巻頭歌) 読書の秋、ということで、11月は「本」をテーマにした作品で、哲学カフェを開催します。 あなたは、読むと「狂ってしまう」本をご存じですか? 今回は、作家 […]
胎児よ 胎児よ なぜ躍る 母親の心がわかって おそろしいのか 『ドグラ・マグラ』冒頭より(巻頭歌) 読書の秋、ということで、11月は「本」をテーマにした作品で、哲学カフェを開催します。 あなたは、読むと「狂ってしまう」本をご存じですか? 今回は、作家 […]
「反キリストがすぐそこまで迫って来ている。もはや、いかなる叡智も、これに太刀打ち出来ないであろう。そればかりか、その顔まで、今夜のわたしたちは見てしまったのだからな」 『薔薇の名前』(下)東京創元社、1990年、370頁。 読書の秋、ということで、1 […]
「党の規律が要求すれば黒は白だと認識する。然しそれは又、黒は白と信じ込む能力であり、更に黒は白だと認識する能力であり、そして其の反対をかつて忘れてしまう能力を意味する」 ジョージ・オーウェル『1984年』早川書房、1988年、273頁。 今回は、ディ […]
「おまえたちは、遊びや物語をするさいごの人間になるだろう」 『モモ』岩波書店、337頁 今回は、ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデ(1929-1995年)の代表作である『モモ』をテーマに哲学カフェを開催します。 言わずと知れた、児童文学のロングセ […]
専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。これぞ哲学対話。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大か […]
「やがてそれぞれの国には、大規模で限界のない、一度発動されたら制御不可能となるような破壊のためのシステムを生み出すことになる。人類はこれまで一度もこのような状況にあったことはない。美徳が著しく向上したり、より賢明な指導を享受したりすることなく、人類は […]
専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。これぞ哲学対話。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大か […]
今回は、SF文学の巨匠アーサー・C・クラークの最高傑作『地球幼年期の終わり』(又は「幼年期の終わり」)をテーマに、哲学カフェを開催します。 あらすじ 米ソの宇宙開発競争が熾烈を極める最中、その技術力を嘲笑うかのような、巨大な宇宙船群が世界各国の首都上 […]
「彼は火種。世界は彼の為に用意された薪。世界は彼に依って燃やされる為に在る。」 (「悟浄歎異」より) 作家・中島敦(1909-1942年)の連作「わが西遊記」をテーマに、哲学カフェを開催します。 「わが西遊記」は「悟浄出世」「悟浄歎異」の2篇から構成 […]
「人、たとい、全世界を手に入れても、己が身を滅ぼし、失ったりすれば、一体、何の得があろうか」 ルカ伝 第9章25節 この回では、新約聖書の四福音書(マタイ伝、マルコ伝、ルカ伝、ヨハネ伝)の内、ルカ伝(ルカの福音書)を読んでみます。 福音書は、イエスの […]