- 2024年10月4日
- 2024年11月11日
【終了】11/10(日)オルテガ『大衆の反逆』~民主主義の危機、あるいは反・知性主義と反知性・主義の狭間で(日米ダブル選挙企画)
あの高邁な民主主義的理想が生み出した万人平等化の権利は、目標や理想の座をおり、単なる欲求と無意識的な前提に変わりはててしまったのである。 オルテガ『大衆の反逆』筑摩書房、2000年、29頁。 11月5日はアメリカ大統領選挙の投開票日です。 ドナルド・ […]
あの高邁な民主主義的理想が生み出した万人平等化の権利は、目標や理想の座をおり、単なる欲求と無意識的な前提に変わりはててしまったのである。 オルテガ『大衆の反逆』筑摩書房、2000年、29頁。 11月5日はアメリカ大統領選挙の投開票日です。 ドナルド・ […]
それぞれが、かつては「なにほどかの者」だったし、すくなくともそう信じていた。ところが、今ここでは、文字通りまるで番号でしかないかのように扱われる。 V・E・フランクル『夜と霧』みすず書房、2009年、105頁。 第二次世界大戦から79年が経ち経ちまし […]
これは昔々ある国に起こったお伽噺ではない。 丸山真男「軍国支配者の精神形態」 先の大戦から79年目、今年も8月15日がやってまいります。 毎年、8月は、「戦争と平和」に関しての終戦企画としての哲学カフェを開催しています。 2024年8月は、この企画で […]
「ヒューマニティーが資本に劣ると決めたのは、人間自身なのだと思った」 『子どもたちの階級闘争』みすず書房、2019年、51頁。 第16回新潮ドキュメント賞(2017年)を受賞した、在英のブレイディみかこ氏のノンフィクション『子どもたちの階級闘争~ブロ […]
2023年8月末、池袋にて、読書会形式の哲学カフェを開催いたしました。 課題図書は、日本を代表する政治学者、丸山真男の代表的論文「超国家主義の論理と心理」(1946年)です。 「新しい戦前」などとも言われる昨今ですが、こういう時代に、「前回の戦前」を […]
メロス委員「諸君にとって支配するのが利益になるのと同じように、吾々にとっては奴隷になるのが利益になる、そんなことがいったいどうして起こりえようか」。 アテナイ使節「諸君は最悪の運命に陥る前に、服従できることになるし、吾々は諸君を滅亡させずに、富を増や […]
コロナ禍で3年に渡って休会していましたが、今回再開の運びとなりました。 再開第一弾は、日本を代表する政治学者の丸山(まるやま)真男(まさお)(1914-1996年)の論文「超国家主義の論理と心理」で哲学カフェ(読書会)を開催いたします。 実は、この論 […]
*2020年3月18日に開催した哲学カフェのレポートです。 今回は、先月に引き続いて、「死刑の哲学~萱野稔人『死刑 その哲学的考察』を読んで~」の哲学カフェを開催致しました。 開催日の前々日には、神奈川県相模原市の福祉施設で起こった大量殺人事件で、横 […]
*2020年2月26日に開催した哲学カフェのレポートです。 「始まっていますよ、とっくに・・・。 気付くのが遅過ぎた。 柘植がこの国へ帰って来る前、いや、その遥か以前から戦争は始まっていたんだ。」 (後藤警部補・本編より) 今回の哲学カフェは、押井監 […]
*2020年2月23日に開催した哲学カフェのレポートです。 「戦線から遠のくと楽観主義が現実に取って代る。 そして最高意志決定の段階では、現実なるものはしばしば存在しない。 戦争に負けている時は特にそうだ。」 (本編より) 今回の哲学カフェは、押井監 […]