日本に信仰の自由はそもそも存立の地盤がなかったのである。信仰のみの問題ではない。国家が「国体」に於いて真善美の内容的価値を占有するところには、学問も芸術もそうした価値的実体への依存よりほかに成立しえないことは当然である。
丸山眞男『超国家主義の論理と心理』岩波書店、2015年、17頁。
毎年8月は、戦争と平和をテーマに哲学カフェを開催しております。
今回は、日本を代表する政治学者、丸山眞男(1914~1996年)の代表的論文『超国家主義の論理と心理』(1946年)をテーマに開催します。
戦後日本の社会科学において最も影響を与えた論文ともいわれています。
丸山自身が、戦後民主主義の理論的指導者として、半ば神格化し、伝説的な扱いを受けています。
あの戦争はなぜ止められなかったのか?
なぜあのような凄惨な戦いとなったのか?
戦後、日本は本当に変わったのか?
いまも変わらぬ日本社会の本質とは?
丸山は、敗戦翌年にこの論文を発表し、同じファシズム国家であったナチスドイツと比較しつつ、天皇制国家の思想的・心理的構造を明らかにしました。
岩波文庫版で13ページ、未来社版で18ページ程度の短い論文です。
論旨は平易・明解です。
「戦後」を象徴する一篇です。是非、挑戦してみてください。
開催日時
2026年8月15日(土)13:10~14:50
(13:00開場)
開催場所
中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第4集会室(4階)
・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。
参加費
1200円
募集人数・参加要件
- 10名程度(最少催行人数4名)
- 17才から60才までの方
課題作品
丸山眞男「超国家主義の論理と心理」(論文)
※必ず読了の上、ご参加ください。
※※各社から出版されています(岩波文庫、平凡社、未来社など)。以下の書籍に所収されています
(当該論文だけ読んでいただければ大丈夫です)


