【空席あり】10/10(土)「ゴジラ」リアル路線の系譜|「シン・ゴジラ」「ゴジラ」(1984年版)から見る戦後社会・国家・政治【新作公開記念】

東京

「戦後、日本は常に彼の国の属国だ。」

「戦後は続くよ、どこまでも。だから諦めるんですか?」

(「シンゴジラ」より)

「もし、あなた方の国、アメリカとソ連にゴジラが現れたら、その時、あなた方は、首都ワシントンやモスクワで、躊躇なく核兵器を使用する勇気がありますか」

(「ゴジラ」(1984年版)より)

今回の哲学カフェは、特撮怪獣映画「ゴジラ」シリーズから、リアル路線を目指した「ゴジラ」(1984年版/橋本幸治監督)と「シン・ゴジラ」(2016年/庵野秀明監督)の2作品をテーマに開催します。

「シン・ゴジラ」あらすじ

東京湾アクアラインにて原因不明の崩落事故発生。

官邸危機管理センターで、対応に当たっていた内閣官房副長官(政務)の矢口は、これが単なる事故ではないと推測する。

そして、その読みは的中し、未確認の巨大生物が東京湾から出現。大田区に上陸してしまう。

市街地を破壊しながら進む巨大生物に、政府・自治体は大混乱に陥る。

刻々と増える被害金額と死傷者の数。

官邸の矢口らは、首相に、自衛隊の防衛出動命令を迫るが・・・。

「ゴジラ」(1984年版)あらすじ

大惨事となったゴジラ東京上陸から30年後。

伊豆諸島近海での異常な遭難事故をきっかけに、政府はゴジラ再出現の可能性を認めるが、パニック回避のため、厳重な報道管制を敷く。

しかし、ソ連原潜がゴジラに撃沈されたことにより、米ソが一触即発となり、米ソ開戦を回避するため、止むを得ず、政府はゴジラの存在を公表する。

その直後、静岡県の原発にゴジラが上陸、原発を破壊し、海へ去っていく。

予測されるゴジラの首都圏上陸に備え、自衛隊を動員する日本政府に、米ソ両国はゴジラに対し、東京での戦術核兵器の使用を打診してくる・・・。

両作品は、怪獣映画に「政治」を持ち込むという実験的な、意欲作でした。

しかし、「ゴジラ1984年版」は、子ども向け路線のシリーズを一新しようとし、日本政府の動きや米ソ冷戦をストーリーに盛り込むなど、実験的な野心作でしたが、評価は分かれました。

その32年後に公開された「シン・ゴジラ」は空前の大ヒットとなり、社会現象にもなりました。

両作の明暗を分けたものは何だったのでしょうか。

何が同じで、何が違ったのでしょうか。

ゴジラにリアリティを持ち込む意義は?

戦後社会にとってのゴジラとはなんだったのか

さまざまな論点が浮かんでくるでしょう。

また、忘れてはならないのが、最新作「ゴジラ-0.0」(ゴジラ マイナスゼロ)が、間もなく2026年11月に公開されるという点です。

この作品は、2023年の映画「ゴジラ-1.0」(山崎貴 監督)の続篇です。

「ゴジラ-1.0」(2023年)では、「国家なきゴジラ」を前面に押し出し、政治・国家を可能な限り後景化した作風で、「シン・ゴジラ」とは対極の世界観を展開しました。

近年のゴジラは、一方に「シン・ゴジラ」の国家・政治を前面に出したリアル路線があり、他方に「ゴジラ-1.0」のように国家を後景化した作品があります。

そして、その対照的な二作品がともに大きな支持を得ました。

同じ「ゴジラ」という災厄を描きながら、なぜ一方では国家が前面に現れ、もう一方では国家が後景へ退くのでしょうか。

そこには、それぞれの時代における「国家」への期待や不信も映し出されているのかもしれません。

今回は、1984年版と「シン・ゴジラ」を中心に、この二作品の比較、さらに「ゴジラ-1.0」まで視野に入れながら、ゴジラと国家・政治の関係について考えていきます。

開催日時

2026年10月10日(土)15:10~16:45

(15:00開場)

開催場所

中央区立産業会館(東京都中央区東日本橋2丁目22−4)第2集会室(4階)

・JR総武線浅草橋駅、JR総武快速線馬喰町駅、都営浅草線東日本橋駅、都営新宿線馬喰横山駅の各駅から徒歩10分以内。

参加費

1200円

募集人数・参加要件

  • 12名程度(最少催行人数5名)
  • 17才から65才までの方

課題作品

  • 映画「シン・ゴジラ」
  • 映画「ゴジラ」(1984年版)

※必ず事前に鑑賞の上、ご参加ください。

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