- 2026年8月1日
- 2026年9月14日
【終了】9/13(日)伊藤計劃『虐殺器官』~「わたし」はどこにあるか/ヒューマニズムと進化論
苦痛を受けとる主体──「わたし」の存在が問題なのです、と医者は答え、さらに言葉を継いだ。いったい、どこからが「わたし」なんでしょうね、と。いったいどれだけの脳の部位、どれだけの人格や意識を構成する機能モジュールが残存していれば、「わたし」と呼ぶに充分 […]
苦痛を受けとる主体──「わたし」の存在が問題なのです、と医者は答え、さらに言葉を継いだ。いったい、どこからが「わたし」なんでしょうね、と。いったいどれだけの脳の部位、どれだけの人格や意識を構成する機能モジュールが残存していれば、「わたし」と呼ぶに充分 […]
専門用語なしで「哲学」をするという、ソクラテスの原点に還った池田晶子の代表作です。これぞ哲学対話。 本当に専門用語なし。 語り口は柔らかで、平易で、文字通り、中学生、いや、小学生でも、読むことができます。 しかし、そこで、問題にされていることは重大か […]
人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ フランクル『夜と霧』みすず書房、2009年、145頁。 毎年8月は、戦争と平和を考えうるテーマを集 […]
ヒトラー「シュペーア、君はどう思う?」 シュペーア「…幕が下りる時、主役は舞台に」 (ベルリン脱出を巡って/本編より) 毎年8月は、戦争と平和をテーマに哲学カフェを開催しております。 今回は、ドイツ第三帝国総統アドルフ・ヒトラーと側近たちの最期の日々 […]
「あなたは、自分を正しいと思った者たちの犠牲者なのだ。…もちろん、正しい者など存在しないというのが真実だ」 ロレンス中佐(本編より) 毎年8月は、戦争と平和をテーマに哲学カフェを開催しております。 8/15終戦記念日は、大島渚監督の映画「戦場のメリー […]
日本に信仰の自由はそもそも存立の地盤がなかったのである。信仰のみの問題ではない。国家が「国体」に於いて真善美の内容的価値を占有するところには、学問も芸術もそうした価値的実体への依存よりほかに成立しえないことは当然である。 丸山眞男『超国家主義の論理と […]
ドイツの作家で弁護士のフェルディナント・フォン・シーラッハ(1964年~)の小説・戯曲『テロ』をテーマに哲学カフェを開催します。 【あらすじ】 ドイツ上空で、乗客164人を乗せた旅客機がハイジャックされた。 テロリストの目的は、7万人の観客で埋め尽く […]
いわば、全員一致という儀式をとり行うにあたり、その道具が求められていたにすぎない。 決断の内容より、“全員一致”のほうが大切だったとみるほかなく、これがいま欧米で注目されている日本的意思決定システムの内実であることを忘れてはならない。 『昭和16年 […]
「あの頃をしきりに思い出すのは、私にさなぎの季節が再び巡ってきたからなのだろうか」 (本編より) 今回は、アニメーション映画「おもひでぽろぽろ」(1991年公開)をテーマに、シネマ哲学カフェを開催します。 監督は高畑勲。キャッチコピーは「私はワタシと […]
私には、“東京”がどうあるべきかを性急に考えるよりは、“東京”とは何であったかを内側から自覚するほうがはるかに重要であろうと思われるのである。 磯田光一『思想としての東京』講談社、1992年、44頁。 今回は、評論家・英文学者の磯田光一(1931~1 […]